ハノン講座のご報告とお礼

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渡部 由記子 魔法のレッスン室より
2011年9月10日 発行 第11号 発行総数 150 部 (まぐまぐ&個別登録)

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渡部 由記子でございます。
最新情報をいち早くお知らせする「魔法のレッスン室より」。

今一昨日(9月8日木曜日)に日比谷スタインウェイサロンで
ハノンの指導法の「魔法のレッスン」講座を開催いたしました。
当日は、全国各地から多くの方にご参加いただきました。
皆さま、お忙しいところご参加いただきましてありがとうございました。

今回のメールニュースでは、講座の内容をご紹介いたします。
参加された方には、学ばれたことを思い出すノート代わりに、
そして参加されなかった方にも、開場の様子や内容が伝われば幸いでございます。

まず初めにご紹介するのは、日比谷ゆめステーションのスタッフが書いた、
講座の内容の報告です。私が書くよりもずっと上手くまとめてくれましたので、
このメールニュースに全文を掲載いたします。

次に、開場から寄せられた質問への
渡部 由記子からの回答を、いくつかご紹介いたします。

今回は長文になりますが、最後までお付き合いいただければ幸いでございます。

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1. ハノン講座の内容(日比谷ゆめステーションHPより)
2. 渡部 由記子からの、質問へのご回答
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1. ハノン講座の内容

当日はカラリと清々しい晴天。
受付時間のずっと前から並んでくださった方も多く、
その列は会場の外にまで続きました。
予約済の方、わずかな当日券を求めていらした方で
会場はぎっしり埋め尽くされました。    
 
また、この日はDVD作成のため、複数のカメラが会場内に待機。
参加者の邪魔にならないよう、そして先生の手元がよく写るよう、
朝から入念なカメラチェックを行い、準備万端で皆さんをお迎えいたしました。

はじめに、先生の「ピアノ教育に対する基本理念」から講座はスタート。
先生はピアノを通して、子供たちに、
人生で大切な目標に向かう達成の仕方を身につけ、自分の力で人生を切り開き、
自分の翼で自由に羽ばたける人間になってほしいと願っています。
そして自分で考え、自分で乗り越える力をつけるために、
ピアノがとても有効である、というお話をされました。

いよいよ本題の「ハノン」の指導法です。
ピアノを習う人のほとんどが使用するハノン。
美しく表現豊かな音で弾くために必要な指の「独立性」
「5指均等性」「強さ」「敏捷性」「音のツブ」「左右の均等性」「手首の柔らかさ」は、
ハノン60曲をきちんと練習することで、すべて得ることができる、
と先生はおっしゃいます。

ハノンを、ただ指を動かすだけのウォーミングアップ教材と捉える人が多いかもしれませが、
先生は「ハノンは耳の訓練のための教本」と位置付けておられます。

わかりやすい音型、しかもゼクエンツで構成されていることから、
譜読みが楽であるため、左右10本の指の「音」を比較しやすく、
自分の音をよく聴くことができます。さらに演奏に重要な、
指に重力をかけること、上手に脱力することもハノンで学べます。

実際の使い方ですが、「暗譜で弾く」「片手ずつで弾く」
「左右同じポジション(同じ音域)で弾く」ことがポイント。
先生は指導されている60曲すべての方法を説明され、実際にやってみせてくださいました。

先生の指導の特徴は、取り組む順番です。
皆さん驚かれるかもしれませんが、1番からではなく、
なんと、45番からスタートします。
そしてどの曲も、まず弾くのは上行形・下行形のそれぞれ1小節のみ、
もしくは次の小節の頭の音まで。
この数音だけを、求められる音で確実に弾けるようになるまで練習を重ねます。
すべてを弾くのはこれがしっかりできてからです。

子供の場合、すべての音をきちんと聴きながら弾くということは、
なかなかできることではありません。しかし、1小節であれば、
その音のみに集中して「聴く」ことが可能です。
特に最初に練習する45番でまず行うことは、
「ドレ」の2音のみ。これなら小さい子でも十分に音に集中することができます。

さらに重要なことは、できているかどうかの判断を必ず子供にさせるということ。
弾いた後に必ず「今のはきちんとした音だった?」「指の形は?」
「手首は?」などの問いかけをします。
決して子供が答える前に「今のはよかった」とか「できていた(いなかった)」など、
判断する言葉はかけません。これにより、きちんと音を聴いて弾かなければならないこと、
心をこめて集中して弾くこと、の重要性を子供自身が認識できるようになります。

最後に、質問コーナーもあり、時間をオーバーしましたが、
ひとつひとつの質問に丁寧に答えてくださいました。
(質問コーナーの内容は、このメールニュースの2でご紹介いたします♪)

ハノンすべてのポイントとなる音・手首の使い方・練習の方法、などを
説明していただいたことは、今後の指導に大いに活用できると感じました。
何より、自分自身がもう一度ハノンと向き合い、すべてがきちんとできているか、
洗いなおすことをしたいと実感しました。

なお、当日のDVDを販売いたします。
専門の業者が複数カメラを使用し、手元まで写したバージョンアップ版です。
ハノン全60曲の解説、練習ポイントを収録。
毎日の練習、生徒指導に大いに役立つ内容となっております。
当日の会場でのお問い合わせが多く、10月以降の発送となります。
お申し込み方法は、近日中にメールニュースでお知らせいたします。

(元の記事はこちらです。写真もございますので、どうぞご覧ください)
http://branch.piano.or.jp/hibiya-yume/column/2011/09/10_003800.html

2. 渡部 由記子からの、質問へのご回答

ご質問をお受けするのが大好きです。
今回も、ホールの使用時間ぎりぎりまで、
40分以上かけて、開場の皆さまから寄せられたご質問にお応えいたしました。

「まむし指の直し方」
「生徒が指の形を注意されることを嫌がる場合の指導法」
「脱力の方法」について、メールニュースでもご紹介いたします。

☆ まむし指の直し方
指導のポイントは、曲の中で、1ヵ所、1音のみ直していくことです。

曲全体をすべてきれいな指使いで弾くことを
一度に要求しても、その通りにするのが難しいため、集中力が切れてしまいます。
そのため、どの指使いも直らないままになってしまうのです。

開場では、髪をまとめる輪ゴムを使う方法を、ご紹介しました。
指の形なども、第2回の講座で詳しくお話しいたします。

☆ 生徒が指の形を注意されることを嫌がる場合

基本的な指の形を要求すると、嫌がる生徒さん、
少なくないのではないでしょうか?

まずは、なぜ指の形が大切なのかを説明することが役立ちます。
「これが正しいのだから、そうしなさい」と理由を説明せずに要求しても、
気持ちが反発してしまいます。

ピアノは指先だけで弾くものではなく、
体重を指先に乗せて弾くものであることを伝えましょう。

その際、支えの指の関節がしっかりとしていないと、体重が乗せられず、
手首の上下運動になってしまったり、
指を押しつけたりするようになり、脱力ができません。
そして、脱力ができないと、音が響かなくなってしまいます。

まずは、指の形や、脱力の大切さを、こうして頭で理解して、
本人に納得してもらうことが大切です。

次に実践。
まずは第3指のみ、良い形をつくるようにします。

たとえ何ヶ月かかったとしても、
毎回のレッスンの始めに、1分弱でよいので
指の形を練習すると良いと思います。

そして必ず、「良くなってきているみたい!」と誉めること。
もし、生徒さんに全然やる気が無く、まったく直っていなかったとしても、
誉められるとうれしいものですので、
「じゃぁ、次は本当に、少し直してみようかな?」という気持ちになってきます。

「全然ダメじゃない!」などと言ってしまうと、
「やってるモン!できてるモン!」と言って反発し、
その後も直そうとしてこなくなります。

☆ 脱力の方法
詳しくは10月3日(月)に開催する第2回の講座で、
小道具などもご紹介しながらお話しいたしますが、
開場では、「ゾウさんのお鼻」と呼んでいる、
腕をブラブラさせる脱力法法をご紹介いたしました。

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10月3日(月)に開催予定の第2回では、
ピアノを通して「人間力」をつけましょう、をテーマに、
ピアノ指導者の役割と、家庭での保護者のサポート方法をお伝えします。

1. 決めつけ・思い込みをしない
2. 誉める
3. 目標を設定すること

この3つのポイントで、生徒は見違えるほど変わります。

加えて、正しい姿勢や手の形についてなど、
バスティン「幼児のためのベーシックス A」を使用して、
渡部 由記子オリジナルの、短期間でしっかり基礎が身につく練習の仕方も
惜しみなく公開いたします。

第1回の講座でも、手指の形や脱力などに質問が寄せられ、
皆さまの関心の高さ(指導の難しさ!)を改めて感じました。
10月3日の第2回講座では、この点をたっぷり解説いたしますので、
どうぞご期待ください!

時間は 10:30 – 12:30 です。
受講料(税込)は、以下のとおりです。
ピティナ会員 3,000円 一般&当日券 4,000円

ピティナ会員の方は、こちらからお申し込みいただけます。
https://pro.form-mailer.jp/fms/ca120e7f20346

ピティナ会員でない方は、こちらからお申し込みください。
https://pro.form-mailer.jp/fms/e1731eca20348

また、FAX:047-395-5358 とメール ( info@yukiko-w.com )でも
受け付けております。

なお、講座の詳細につきましては、以下のホームページもご参考になさってください。

パソコンからは
http://www.yukiko-w.com/piano/jiang_zuoibento/Entries/2011/7/20_yaru_qiwo_yinki_chusu_mo_fanoressun3huishirizu_jiang_zuo_shou_fu_kai_shi.html

携帯電話からは
http://m.yukiko-w.com/entry/134428

となっております。

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一昨日の講座には、全国各地から大勢の方にご参加いただき、ありがとうございました。
鹿児島県を含め、かなりの遠方からわざわざいらして下った方が何人もいらっしゃいました。
皆さまの熱意を受け、たくさんのパワーをいただいた気がしております。

ありがとうございました。

また、次回の講座でお目にかかることができれば幸いでございます。

なお、メールニュースのシステム移行に伴い、
ごく一部の方に、今回のメールが二重に届いてしまうことになりました。
二重に受け取られた方には、失礼いたしました。
次回のメールニュース発行までにはシステム移行を完了させますので、
このようなことはございません。
どうぞ、ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

渡部 由記子

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  渡部 由記子 魔法のレッスン室より

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