外資系金融機関で何百億の資金運用する度胸は、ピティナで身につけました

(以前メールニュースでご紹介した内容を再掲いたします)

20年ぶりに、昔の生徒さんと、そのお母様がレッスン室にいらっしゃいました。

彼女は小学1年生の11月に、私のレッスンを受け始められました。

その前に、大手のピアノ教室に通われていたのですが、10分間たりとじっとしていられず、お母様曰く「2ヶ月で追い出されてしまいました(苦笑)」ということでした。

レッスン当初は、楽譜も読めませんでした。

それが翌年、2年生の時にはピティナコンペティションに挑戦し、A1級で銅賞を受賞しました。

私のレッスンに通い始めてから、1年も経っていませんでした。

その後、B級でも銅賞を受賞しています。

当時は、金・銀・銅賞は、各級で1名のみに授与されていたので、彼女は2回連続で、正真正銘の全国3位になったのでした。

その後、4年生から塾に通い始め、東洋英和中学に進学。大学はアメリカで卒業したそうです。

「耳が良いので、語学が向いていると思いますよ」

当時、私がそのようにアドバイスさせていただいたことが、留学に結びついたそうです。

現在は、国際的な大手の外資系金融機関に勤務し、何百億という資金の運用を担当しているとか。

さらに先日、大口取引の相手先の方が「自分の子供がピティナ・コンペティションに参加している」と仰ったことから、「私も昔、ワタナベ先生に習っていた」という話になったそうです。

あの渡部先生ですか??!!!」と相手の方は、たいそう驚かれたそうです。

というのも、その方は私のことをご存じなだけでなく、私の本を全部お持ちなほど、熱心な方だったそうなのです。

そんなことがあり、彼女は私のホームページを探し出し、読んでくれました。

20年前から、私の考え方が少しもブレていないことに感動してくださって、今回のサプライズ訪問につながりました。

彼女曰く、「生みの親は母親で、育ての母は渡部先生」。

「今の自分があるのは、当時、由記子先生のレッスンを受けていたおかげ」と、塾通いが始まり、ピアノから遠ざかってからも、ずっと思い続けて下さったそうです。

「仕事で大きな取引が出来る度胸は、ピティナ・コンペで身につけました。ピティナの経験が無ければ、今の自分の人生はない」とは、彼女の言葉です。

勉強や仕事が大変な時でも、「あのピティナをやってのけたのだから、これも絶対出来る!」と自信の拠り所になっているとのこと。

それこそが、私がまさにお伝えしたいことなのです。

ピアノの道に進むかどうかは、色々な事情がありますから、全ての方にお勧めできる選択ではありません。

けれども、半年にわたるピティナ経験をつうじて、「自分で努力して、結果を出す」経験は、多くの方に手の届く話です。

この実体験は、人生を自分で切り拓くうえで、この上ない財産となります。

(しかも、何年もかかる壮大な挑戦ではなく、たった半年で完結できるので、ある意味「お得」なのです)

もちろん、漫然とピティナに参加していても、「ちょっと頑張ってみたけれど、やっぱりダメだった」と、自己イメージを下げてしまう可能性すらあります。

ピティナの経験を、たとえ結果的に「失敗」(不合格)だったとしても、飛躍的な成長と成功体験のチャンスにできるかどうか。
それは、指導者の力量と、ご家族のサポートが鍵を握っています。

何ヶ月も先の目標を達成するためには、「目指すべき大きな目標は何か」を明確にしたうえで、「では、今やるべきことは何か」と、小さな目標を設定し、クリアしていくことが肝心です。

生徒さん一人一人の「今の段階」を、的確に判断し、「今やるべき改善点」を、瞬時に見極め、「改善するための方法」を、具体的にお伝えする。

これが 渡部 由記子「魔法のレッスン」が「魔法」たる所以です。

そして、毎回ちいさな目標をクリアしていく充実感・達成感を存分に体験することのできた方々は、たとえ結果が自分がいちばん望んでいたものではなかったとしても、そのプロセスに納得し、深い自己肯定感をもって結果を受け入れ、さらなる成長の大きなステップとして位置づけることができるようになるのです。

「こんな良質なレッスンを受けていたら、近所のハナタレ小僧だって、全国大会に出られるようになるよナ」

とは、この生徒さんのお父様が、お嬢さんのレッスンを撮影したビデオをご覧になって、当時仰ったことだとか。

まさにその通り、始めのレベルは全く関係ありません。

適切な指導と、ご家族のサポートがあれば、ご本人も、ご家族も、誰しもが信じられないほど、変容できてしまうのです。

私は35年以上、毎年、それを目の当たりにしています。

「どんな人でも、一度、由記子先生のレッスンを受ければ、人生が変わる」とは、彼女のお母様の言葉です。

縁あってお目にかかる皆様に、ピアノを通じて、ピアノを超えた「生きる力」を掴んでいただければ、これに超した幸せはありません。

ちなみに、この生徒さんが仰っていた「コンクールを通じて生きる力をつける」ことは、私の書籍「コンクールで育つ『生きる力』」で詳しくご説明しています。

コンクールがお子さんの自信を育み、将来的に大きな財産となることを生徒さんの事例をご紹介しています。

またコンクール当日まで、どのような準備をしたら良いのか、ピアノの練習法法だけでなく、メンタルトレーニングも含めて、総合的に解説しています。

コンクールが単なる結果を追い求める場でなく、生徒さんや保護者の方、そして指導者の深い学びと、人生の可能性を飛躍的に広げる機会であることを、多くの方に体験していただければこの上ない喜びです。

ピティナ全国大会出場者数No.1のピアノ教室