「由記子先生の演奏かと思いました」
とまで言われる、DVD「金賞までの歩み」のオープニングBGMですが、実際は金賞を受賞した生徒さんの、全国大会での演奏です。
DVDをご覧になった方々から、「たった4ヶ月でこれほどまでに成長するとは!」「鳥肌が立った」と、多くのご感想をいただき、改めて振り返ってみました。
実は、金賞を受賞した生徒さんは、4月のレッスン開始当時には、
まだピアノを始めて4ヶ月しか経っていませんでした。
DVDには、金賞を受賞なさった生徒さんに加えて、銅賞を受賞した2名の生徒さんのレッスン風景が収録されていますが、銅賞を受賞した生徒さんのうち、一人はピティナへの挑戦が初めて。
もう一人は、前年にピティナに挑戦したものの、予選を通過できませんでした。
つまり、どの生徒さんも「もともと、ものすごくピアノができた」わけでありません。ごく平均的、あるいはそれ以下からの出発でした。
A1級を受ける生徒さんは、他にも数名いらしたのですが、なぜこのお三方に撮影のご協力をいただいたかというと、3人は、東京・千葉・埼玉と近郊にお住まいで、1ヶ月に1回、レッスン時間を調整して、同じ日にレッスンにいらしていただくことが可能だったからでした。
他の生徒さんは遠方からいらしていたため、撮影日の調整にご協力いただくのが困難だったのです。
地理的な理由だけで、撮影にご協力いただくことになった3人の生徒さんなのですが、結果的に3人とも全国大会で受賞することになり、ベストセラーDVDの誕生となりました。
ちなみに、A1級のシュワテル「かわいいおともだち」は、渡部 由記子メソッド「導入指導編 ~両手奏と読譜のコツ~」にも14ページに渡り掲載されています。
宣伝続きで恐縮ですが、ピティナを始めコンクールを受ける方に必携なのが、渡部 由記子ブックス「コンクールで育つ『生きる力』」です。
数ヶ月と長い準備期間中、いかにしてモチベーションをキープするか、途方もなく長く感じる道のりを、着実に歩んでいくための具体的な方策がたくさん詰まっています。
修正液とコピー機で、暗譜を完璧にする方法 など、すぐに実践できて抜群の効果がある練習方法も、惜しみなく公開しています。
(48ページをご覧ください)
コンクールにチャレンジするお子さんをお持ちの保護者の方、
そして指導者の方々、いずれにもお役に立つ内容になっています。