浜離宮朝日ホールでのピティナ・ピアノ指導セミナーで講演いたしました

4月26日に、ピティナのピアノ指導セミナーが
浜離宮朝日ホールで開催されました。

私も「指導法プレゼンテーション」の講師として、
「生徒の心の回路を開く」ためのコツを、お話しさせていただきました。

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「生徒が指示どおりに弾いてくれない」

これは、ピアノ指導者の共通の悩みです。
一回指摘してすぐに直るようだったら、苦労はありません(苦笑)。

そういう時、イラっと来てしまうことも少なくないと思います。

けれども、そのイライラをそのまま生徒にぶつけても、
生徒は改善しません。
むしろ「先生は怖い。ピアノレッスンはイヤだ」と思われてしまいます。

そうなったら最後。

生徒は「いかにこの場を切り抜けるか」に気を取られ
先生の指示を理解しよう、受け入れようという
心の回路が閉じてしまいます。

これでは、「生徒のピアノを上達させる」という、
レッスンの本来の目的から遠ざかってしまい、逆効果です。

私の指導が「魔法のレッスン」と呼ばれる一つの理由は
生徒の心の回路を閉じさせるようなことをしない、というだけでなく、

生徒の心の回路を開き、「もっと弾けるようになりたい!」
思わせることができるからだと思っています。

ひとことで言えば「ほめる。叱らない」なのですが、
言うは易し、行うは難しです。
そのための具体的なポイントを、日曜日の指導セミナーでお伝えしました。

セミナーは講師の持ち時間が12分と短いため、
要点のみをお伝えしましたが、
全国各地で開催している渡部 由記子の指導法講座や、
書籍、DVDなどで、詳しく解説しています。

講座は、4月から6月にかけては、首都圏だけでなく
茨城、群馬、福井、静岡、宮崎、鹿児島にも参ります。

指導法プレゼンテーションの後は、講師がブースに分かれて
参加者のみなさまからのご質問などにお答えしました。

私のブースでは、「渡部 由記子の魔法の小道具」を
テーブル2台に広げて、説明させていただきました。

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「指先をしっかりするとは、どういうことか」を目で見て分かってもらう道具
正しい姿勢を取るための道具
音価を目で見て分かるための道具
全ての関節を出し、正しい手の形を取るための道具

など、小さなお子さんでも指導者の指示を「体感」できるための道具たち。
実は、身近にあるものを使っています。

こうした道具や私の書籍を広げたブースに
たくさんの先生方がいらしてくださいました。

人垣ができて声が届きにくくなったため、
急遽、スタッフの方がインカムまでご用意くださいました。

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渡部 由記子の全国講座では
2時間たっぷりと、ピアノ指導のコツを解説しています。

また、私の講座では質疑応答の時間をたっぷりとるようにしています。
指導者として、あるいは保護者として、
日頃のピアノ指導で悩んでいらっしゃること。

私も40年以上の指導のなかで、同じ悩みを持っていたことがあるはずです。
みなさまのお悩み、疑問に具体的にお答えするよう
たっぷりと質疑応答の時間をとっています。

今年の9月までの予定はこちらのページからご覧いただけます。
インターネットからお申し込みいただける講座がほとんどです。

生徒の指導にお悩みの先生方、
もっと効果的な指導ができるように向上したい先生方、
どうぞ講座にいらしてください。お待ちしております。